福岡のIT系の会社で働くエンジニアのブログです。

技術雑記

【種類・比較・解説など】検索エンジンの仕組みとは?

Twitter bookmark Facebook LINE Pocket Feedly RSS

  • 検索エンジンってなに?
  • どんな種類があるの?
  • 検索で上位取りたいんだけど、どうしたらいい?

検索エンジンの仕組みとは

簡単にですが、主に以下のような仕組みになります。

  1. クローリング:Google などの検索エンジンがあなたのサイトを見つける
  2. インデックス:Google などの検索エンジンがあなたのサイトを検索エンジンに登録する
  3. ランキング:Google などの検索エンジンがあなたのサイトの検索順位を決定する

(1) クローリング

Google などの検索エンジンのロボットが自動であなたのサイトを見つけてくれます。基本的には何もしなくて大丈夫です。

補足:サイトマップ送信とは?

Google(Yahoo!)の場合は、Google Search Console を使うとサイトマップ送信をすることができます。
一般的にはサイトマップXMLを送信したほうがクローリングされやすいので、作成して設定しておくことをおすすめします。

baserCMSで作ったサイトなら、サイトマップXMLクリエーター プラグインを導入すると管理画面からサイトマップXMLファイルを簡単に作成できますよ。

参考:xmlサイトマップを自動生成したい

(2) インデックス

Google などの検索エンジンはクローラー(ホームページの情報を収集するロボット)を派遣して、世界中の莫大なページの内容をチェックさせています。
チェックが完了したら、クローラーは検索エンジンのデータベースに戻り、分類・整理をしてデータベースに記録を行います。
ページが検索エンジンのデータベースに分類・記録されている状態のことを、SEO用語で「インデックスされている」と呼びます。
インデックスを和訳すると「目次」。つまり、Googleは世界中のWebサイトの目次を作っている、という感じです。

尚、検索バーでsite:example.comと入力するとインデックスされているか簡単にチェックできます。
このサイトの場合だと、site:blog.kaburk.comとなります。

ページ数とインデックス数が合わない場合は、何らかの問題があると考えられます。
いくつかのページが、重複コンテンツや質の低いコンテンツと見なされている可能性が高いです。

こういった問題もGoogleの場合は Google Search Console(通称:サチコン)を使うと比較的簡単にチェックできますよ。

(3) ランキング

Google などの検索エンジンは数百以上にも及ぶ指標と評価基準をもとに、独自のアルゴリズムによって検索順位を決定しています。

サイトに訪れるユーザーは、さまざまな言葉でキーワード検索を行いますが、そのユーザーのニーズを満たすページほどランキングは高くなる傾向があります。

言い換えると、検索キーワードとコンテンツの関連性の高さがランキングにつながるということです。

それはそのサイトのコンテンツの質に大きく関わっています。

最近ではAIの導入も進み、裏技的な手法では上位に表示されることは有りませんが、良質なコンテンツを定期的に更新することで上位に表示されやすくなります。(お金を払って掲載する広告は省きます)

検索エンジンの種類

有名な検索エンジンを5つご紹介します。

(これ以外にもたくさんあります、GoogleやYahoo以外はあまり使う機会が少ないかもしれませんが…。)

Google:世界最大手の超定番な検索エンジン

世界で一番使われている検索エンジン、Google(グーグル)

今や知らない人を探すほうが難しいくらい、PC、モバイル共にシェアは圧倒的です。

 

参考: Search Engine Market Share Worldwide (Jan 2019 - Jan 2020)

上記は各種検索エンジンのシェア比較です。Googleが圧倒的ですね!

Yahoo:日本では結構使われているが、検索エンジン内部はGoogleと同じです

日本だとYahoo!(ヤフー)も検索エンジンとしてよく使われています。
メーカー製PCのブラウザのデフォルト設定などの影響もあるのでしょうか。

とはいえ、検索エンジンの内部はGoogleとYahooで同じものですので、あえてYahooを検索エンジンとして選ぶ理由はあまりないと思われます。
(Youtuberの人で、GoogleでYahooを検索して、Yahooを検索エンジンとして使っている人がいましたが、なんの意味があるのだろうか…。好み?)

Bing:Microsoft製の検索エンジン

Bing(ビング)は、Microsoft製の検索エンジンです(旧称:MSN サーチ、Windows Live サーチ、Live サーチ)。

Windows関連の製品やブラウザでは当然のようにデフォルトで設定されていますよね。
精度はGoogleと変わらないと言われていますが、実際はどうなんでしょうか…(あまり使わない)。

iPhoneのSiriではBingが搭載されていましたが、最近はGoogleになってしまったようです。

Naver:韓国人の77%が利用している検索エンジン

NAVER (ネイバー)は、韓国人の77%以上が使っている(らしい)検索エンジンです。

日本だと、同社が運営しているNaverまとめやLINEが有名ですね。

百度(バイドゥ、Baidu):中国で最大手の検索エンジン

百度(バイドゥ、Baidu)は中国最大手の検索エンジンです。
中国ではGoogleよりもシェアが高いとのことです。

もちろん日本からでも利用できて、日本語情報も検索できますがオススメはしません。

検索エンジン最適化(SEO)について

検索結果に表示されているホームページは、インデックスのデータからに引き出されています。

逆に言えば、インデックスされていないホームページは、どんなに頑張っても検索結果には表示されません。

わかりやすい典型的な例が公開直後のホームページです。

公開したばかりの時期には、まだクローラーがそのホームページを見つけられていません。

そのため検索エンジン側もそのホームページの情報を把握できていないのです。

ですから、公開の一時間後に「ホームページの検索順位はどうなっているのかな?」とYahoo!やGoogleで検索して、いくら下の順位まで覗いてみても掲載されていません。

Google の場合は、Google Search Console などを利用すれば、検索エンジンにサイトマップXMLなどからホームページの更新情報を伝えられるので、公開直後でも比較的早めにインデックスされるようになりますが、絶対に掲載される、ということでは有りません。

検索順位はどうやって決まるのか

Google などの検索エンジンはサイト評価の指標を公開していません。

検索順位は検索エンジンの巡回(クロール)とインデックス、そしてクエリ(検索言語)との関連性によって決まります。

検索順位で上位を獲得するには

基本的には各社の理念にそったWebサイトだと上位表示されやすいと言われています。

一昔前はキーワードを適切に(裏技的に強引になども含み…)入れていれば上位に表示されている時期もありました。

しかし今はAIの導入も進み、コンテンツ内容がしっかりチェックされているので、良質な記事を定期的に更新して作成していかないと上位には表示されません。

※ 未だにまだいる手軽に上位表示などをうたっているSEO業者に騙されないようにしましょう。


以上、検索エンジンの仕組みなどをまとめました。

なにかのお役に立てれば幸いです(^^)

Twitter bookmark Facebook LINE Pocket Feedly RSS