目次
- 内部対策とは
- なぜ内部対策が必要なのか
- クローラーの巡回を促すためには
- baserCMSでXMLサイトマップを送信する
- baserCMSでパン屑リストを設置する
- コンテンツ管理の階層構造を増やしすぎない
- サイトの内容をクローラーに適切に伝える
- ページタイトルはh1を使い、必ずキーワードを入れる
- 見出しタグを適切に使い構造化
- 引用タグを使用する
- ページネーションにnext/prevを使う
- SEOで成果をあげたい方に
内部対策とは
SEOは大きく分類して、外部対策・内部対策の2つに分けることができます。
外部対策は、自サイト外で行うSEOです。被リンク数を増やすやめの施策などがあてはまります。(詳しくは別の記事で記載します)
内部対策は、その名のとおり自サイト内で行うSEOです。
具体的には、
- サイトマップを作成する
- パン屑リストを作成する
- サイト構造を最適化する
- タグを最適化する
といった施策が内部対策に含まれます。これらの各対策の詳しい解説はこの後に記載いたします。
なぜ内部対策が必要なのか
結論から言うと、内部対策はGoogleにコンテンツ内容を適切に伝えるために必要になります。
検索順位は主に、
- クローラー(Googleのウェブサイト情報を収集するプログラム)の巡回
- ページのインデックス(サイト情報がGoogleのデータベースに登録されること)
- 順位の決定(インデックスされた情報を元に、アルゴリズムにより順位を決定)
という3つで決定されています。
Googleの検索エンジンは、キーワードと関連度の高いコンテンツを良質と判断して、できるだけ上位に表示したいと考えているようです。
ただ、いくらあなたのサイトが良質なコンテンツを掲載していても、そのページをクローラーが巡回されて、正しくインデックスされて良質な記事だと判断されなければ意味がありません。
すなわち、良質なコンテンツを良質であるとクローラーに伝える施策が必要となります。
以上の説明から、内部対策には以下の
- クローラーの巡回を促す
- サイトの内容をクローラーに適切に伝える
を行うことが良さそうです。
クローラーの巡回を促すためには
順位決定のプロセスの最初に、「クローラーの巡回」があります。
そもそもサイトをクローラーが巡回しないと、検索結果に表示されません。
そのため、クローラーをサイトに呼び込み、インデックスしてもらいたいサイトをもれなく巡回させる必要があります。
そのために有効なポイントを3つ記載いたします。
baserCMSでXMLサイトマップを送信する
baserCMSの場合は便利なプラグインがありますのでそちらを利用しましょう。
xmlサイトマップを自動生成したい - baserCMS公式ガイド
また、出来上がったXMLサイトマップのファイルは Google Search Console(サーチコンソール)から送信することで、Googleの検索エンジンに適切に情報を伝えることが出来ます。
baserCMSでパン屑リストを設置する
パンくず作成については、baserCMSでは便利なヘルパーがありますので、そちらを利用するのが得策です。
利用しているテーマでは、(おそらく)はじめから適切に設定されているかと思いますが、独自にテーマを作成されていたりカスタマイズされている場合には注意しましょう。
コンテンツ管理の階層構造を増やしすぎない
baserCMSの場合、コンテンツ管理にてフォルダを作ると、階層構造が作れますが、深すぎる階層構造には注意が必要です。
また、ブログの場合は、設置する場所に気をつければ、
https://[ドメイン名]/[ブログ名]/archives/[記事番号]
とある程度、決まったURLの構造になりますので、あまりSEOを意識しなくても自動的に適切な階層構造になります。
したがって、ブログ記事を増やすことでURLなどはあまり気にせず良質なコンテンツを増やしていけると思われます。
昔のSEO対策ではURLに.htmlを入れたほうがいい、とか、記事タイトルが含まれたほうが良いと有りましたが、2020年の現在は検索エンジンの精度もAIによってかなり良くなっておりますので、下手に小細工をするより記事内容に力を入れるべきです。
サイトの内容をクローラーに適切に伝える
サイトにクローラーを呼び込んだら、今度はサイトの内容がきちんと検索エンジンにインデックス(登録)される必要があります。
サイトのコンテンツがどのような内容を表しており、どのようなキーワードで検索された際に表示すべきコンテンツなのかを伝える必要があります。
サイトの内容をクローラーに適切に伝えるためのポイントを以下で紹介します。
ページタイトルはh1を使い、必ずキーワードを入れる
h1,h2,…,h6のタグを見出しタグと言いますが、なかでもh1タグはGoogleがページの内容を把握するために真っ先に見る重要なタグです。
そのため、このh1タグにはページ内容を簡潔に表すタイトルを入れましょう。またその際、必ずキーワードを入れましょう。
ここにキーワードを入れないと、Googleはページとキーワードとの関連性が高いとは判断しません。
利用しているテーマにはほとんどはじめからh1タグで表示されるようになっているかと思いますが、なっていない場合はテーマをカスタマイズして表示されるようにしておきましょう。
見出しタグを適切に使い構造化
コンテンツを作る際には、見出しタグを使ってコンテンツを構造化しましょう。
見出しタグがない文章の羅列はユーザーだけでなく、クローラーにとっても分かりにくいです。
見出しタグを適切に使うことで、ユーザーもクローラーも、今コンテンツ全体のなかでどこを読んでいるのかが分かりやすくなります。
見出しタグは、数字の順番通りに使うようにしましょう。2の直下に4が来たり、3の下に2が来たりしてはいけません。
baserCMSではBurgerEditor(バーガーエディター)という便利なプラグインがありますので、こちらを使うと、見出しや本文の構成がしやすくなりますので、ぜひ導入してみてください。 (無料版もございますのでまずは使ってみることをおすすめします)
※ 私の場合は、先に見出しを使って目次を準備、その後コンテンツを順に書いていくようにしています!
引用タグを使用する
Googleは
- コンテンツの無断複製
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
をガイドラインにおいて禁止事項としています。
他サイトからのコンテンツを参考にしたりする際には、引用タグ(blockquote)を用いることで、コピーされたコンテンツではなく「引用である」ということを示す事ができますので明示的に利用するようにしてください。
ページネーションにnext/prevを使う
ページネーションとはページ下部によくある、前後のページや同カテゴリ内の別のページに移動できるリンク(<前 1 2 3 4 5 後>)のことです。
このリンク群によって結ばれているページは一連のコンテンツとしてGoogleも理解したいと考えています。
そこで重要なのが、rel="next" と rel="prev" 属性です。
こちらもbaserCMSのテーマに組み込まれていないときは適切に表示されるようにカスタマイズしておきましょう。
SEOで成果をあげたい方に
baserCMSを使った内部対策の基本がわかっていただけましたでしょうか。
内部対策のポイントを一言で言ってしまうとしたら、クローラーにとって分かりやすいサイト構造にするということです。
そしてこれはそのままユーザー(人)にとっても見やすいサイトにもつながってきます。
baserCMSをうまく活用して内部対策を万全にして、あなたのサイトのコンテンツの良さが、きちんとGoogleに評価されるようにしてください。
そうすれば自ずと検索順位は上がってきます。
また、よりSEOで成果をあげたい方にはコンテンツマーケティングがおすすめです。
良質なコンテンツが増えるとサイト全体の評価が上がり、ビッグワードでの検索順位が上昇するため、確実に流入を増やしていくことができます。
また、コンテンツから適切な誘導を行えばCVの増加にもつながります。